言葉のインフレ
2007年 08月 17日
人と話す時に誕生日や血液型を聞くように、
SかMかを確認することが多くなりましたよね。
それって確認しておきたいことですかね?(笑)
僕はあまり興味ないですけど。
しかもみんな普通にSとかMって言わないんですよ。
『ドS』とか『ドM』って、『ド』を付けるんです。
ちょっと待てと。
マテマテマテと。
『ド』っていうのは「極度の」とか「度を越した」っていう形容的な意味ですよね?
何でみんな度を越してんだよ(笑)。
普通のレベルの人はいないの?
おかしいでしょ!!!!
これは言葉のインフレーションです。
本来「100%」って言えばそれ以上ない確実さなわけですよ。
でもその確実さを強調するために「120%」っていう言葉が
表現手法として用いられたんですが、
今では100%だと少し足らないんじゃないかっていう気さえしてくる。
僕が聞いたのだと最高で10,000%までありました(笑)。
だから「多分間違い無い」とかいう言葉も出てくるんですよ。
どっちなんだと。
言葉は意思伝達の手段ですからね、
相手に自分の気持ちを伝える道具として、大切に扱うべきだと思いますね。