ピビンバとロコモコ

ピビンバを食べたことがある人は多いと思うが、
その意味を知っている人は少ないかも知れない。

ピビンバとは「まぜご飯」の意味。
テーブルにあるおかずを適当にごはんにのせて、
ゴマ油とコチュジャンを絡めて食べるという、
極めて庶民的な食べ物だ。

高校生の頃、八景島の焼肉店でバイトをしていた。
ある日女性客4人がピビンバを注文したのだが、
全員が混ぜることをせず、上品にそれぞれのナムルとご飯を口に運んでいた。

少し前の休日、嫁と息子を連れて近所に遊びに行き、
昼食をフードコートでとることにした。

席を取った後、僕はラーメンを買いに、嫁はロコモコを買いに行った。
ラーメンコーナーが混んでいて、僕が席に戻る頃には
嫁はロコモコを半分ぐらい食べていた。

その食べ方を見て僕は、

「そのハンバーグ定食おいしい?」

と、聞いた。
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# by kimjiyoung | 2006-08-09 08:19 | 雑記・エッセイ | Comments(0)
韓流ブーム。――

ブームと呼ぶには定着しすぎた韓国文化の人気は本当にすごい。
今年の3月からCSでも韓国専門chが更に増えたし、
インターネットの有料放送などもあるそうだ。
そこで放送されているいくつかの番組には、
僕の訳が字幕としてついている。

6月からある人気ドラマの字幕制作を担当することになったのだが、
放送が終るたびに番組ホームページ内の掲示板に
すごい数の書き込みがある。
その内容のほとんどは字幕に対するクレームだ。

漫画版のセリフはこうなっているだの、誰の口調はキャラに合ってないだの。
読むに値しない内容なのであまり気にしていないのだが、
中でも多いのが「実際のセリフと字幕に書いてあることが違う」というもの。

訳し方など状況に応じていくらでも変わるもので、
誰もが気に入る訳をつけることなど不可能なのだ。
セリフのとおりそのまま日本語にしたならしたで
「直訳で意味が通じません」という意見が必ず出てくる。
「クレームの量=注目度の高さ」とでも思っておけばいいのか。

しかし腑に落ちないのは、クレームをつけている人のほとんどは
韓国語のセリフを理解しているという点。
それなら画面にガムテープでも貼って
僕のつけた下手クソな訳など気にせずに楽しめばいいのにと思う。
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# by kimjiyoung | 2006-08-08 15:22 | 雑記・エッセイ | Comments(0)

自分のボクシング 追記

何日か前に実家に住む弟と亀田選手の試合の話になった。

どうやら父は亀田一家が大嫌いらしい。
おそらくだが、生意気だとかそういった理由だろう。

だがその父が試合を見て泣いていたそうだ。

気になって父にメールを送った。

「亀田興毅選手の試合見てどうだった?」

次の日になって返ってきたメールには

「本人も勝ったとは思ってないはずだよ」

と、書いてあった。

ジャッジはどうでもいいのに(笑)。
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# by kimjiyoung | 2006-08-07 18:04 | 雑記・エッセイ | Comments(0)

自分のボクシング

亀田興毅選手が世界チャンピオンになった。
(国歌斉唱をT-BOLANの森友嵐士さんが歌ったのには驚いたが)

亀田親子の練習風景やプライベートの映像もよく目にするが、
父親の史郎さんが、試合に負けたアマ時代の次男の大毅選手に
かけていた言葉が耳に残った。

「負けてもええねん。自分のボクシングさえしたら」

「勝ちこそ全て、勝てばなんでもいい」という
イメージすら持っていたので、その言葉は意外に聞えた。

僕の父は極真空手の有段者で、故大山倍達総裁の直弟子であった。
だが生活のためもあり、職業として空手を選ぶことは出来なかったそうだ。

そんな父は3歳の僕と5歳の兄に空手を習わせた。
最初は「痛いから嫌だ」と拒んでいた5歳年下の弟も
脛に毛が生えた頃からは、道場に通い始めた。

父は若い頃、ケンカばかりしていたそうで
よく武勇伝を聞かされたものだが
僕ら兄弟は父親に似ず3人とも温厚で、
ケンカなど何の得にもならないと考えるタイプだ。
そのためか自分のやることを他に見つけ、道着を脱いだ。
今は3人とも押忍の精神を持ち、それぞれの道を歩んでいる。

父は僕らを道場に送りながら、有名な空手家になることを望んでいたのかも知れない。
父は亀田親子を見る時、何かを感じるのだろうか。

空手家にもなれず、チャンピオンベルトもプレゼントできない僕は、
結果にこだわる自分を振り払うかのように
今日も桴を振り回す。
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# by kimjiyoung | 2006-08-03 18:19 | 雑記・エッセイ | Comments(2)

「選べる」という幸せ

ガソリンがまた値上がりしたらしい。
僕がバイクに乗り始めた頃は
セルフのガススタで90円を切っているところもあったから、
当時に比べるとかなりの高値だ。
車を利用する人にとっては結構な打撃だろう。

ただ思うのは、ガソリンスタンドがどこにでもあって、
1ℓあたり百数十円で給油できることだけをとっても
十分幸せなのではないかということ。
これまでが安すぎたのだと思えば、大したことはない。

例えば電車が遅れたとき、乗客は駅員に向かって文句を言う。
切符さえ買えば、歩いては到底行けない距離を移動できる便利さを
提供してもらっている鉄道会社の職員に向かってだ。

野菜の高騰、消費税の値上げなど、
生活が多少苦しくなるのは確かだが僕達には選択肢がある。

僕はそれでも便利なバイクに乗るし
雨が降れば遅れるかもしれない電車を利用する。
値段に関係なくタバコは吸わない。
そして韓国や北朝鮮に移住せず、日本に住むことを選んでいる。
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# by kimjiyoung | 2006-08-01 18:19 | 雑記・エッセイ | Comments(0)

R先生 追記

あれから3日後、R先生が自ら定めた提出日の前日に電話があった。
R先生は死にそうな声で、

「昨日から胃が痛くて、今病院で点滴打ちながらかけてます。
明日の提出は少し難しいかも知れないのですが」

「いつでもいいですよ。お大事に」
と言って電話を切った。――

それから3週間が経つが、何の音沙汰も無い。
次にもし連絡があったら、僕は何を言えばいいのだろうか。
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# by kimjiyoung | 2006-07-31 18:18 | 雑記・エッセイ | Comments(0)

11人目のキッカー

小学5年生の頃の話。

僕はスポーツというスポーツが全て苦手だ。
しかし通っていたのは、男子はサッカー部しかないという小さな小学校。
そのサッカー部に僕は所属していた。

ある日曜日。
外はどしゃぶり。
試合の予定だったが、中止の連絡が無いので、
準備をして待ち合わせ場所に向かった。

この雨ではさすがに休みだろうとほとんどのメンバーが来ず、
そこに集まったのは僕を含めぴったり11人。
さすがに僕が下手クソでも10人でやるということはなく、
試合に出ることができた。

当たり前だが何をしてよいか全くわからず、
40分間ただ走ってるだけで、ボールにもほとんど触れなかった。

結果は1対1。
延長無しのPK戦に持ち込まれた。

5人が蹴り終わった。
全てのキッカーがゴールを決め、サドンデスに。

6人目。
7人目。
まだ試合は決まらない。

8人目。
9人目。
僕はまだ座ったままだ。

10人目。
呼ばれたのは4年生の後輩だった。

ボールはキーパーに止められた。
試合終了。――

外した後輩は泣いていたが、
僕は何とも言えない虚無感に、
涙は流さずただ呆然としていた。

サッカー部に所属していた小学校高学年の3年間で、
出られた試合はただこの1試合だけ。

これがきっかけというわけではないが、
その翌年からドラムを始めた。
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# by kimjiyoung | 2006-07-26 18:18 | 雑記・エッセイ | Comments(0)

ルーレット

前回に続いてちょっとした問題を。
今回は割と有名な話。

今持っている財産をほぼ100%の確率で倍にする方法がある。
カジノへ行きルーレットをするのだが、ただするのでは当然運任せになってしまう。
そこで赤か黒どちらかが6回連続で出るまで待つ。
そしてその次にその逆に全財産を賭けるのだ。
7回連続して同じ色が出る確率は1/2の7乗で0.78%だから、
99.22%の確率で賭け金を倍にすることができる。

当然そんなことはあるはずがない。
では、どうしてそうならないのかを40文字以内で答えて(考えて)欲しい。

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# by kimjiyoung | 2006-07-20 18:09 | デジタル VS オカルト | Comments(0)

哲学

大学1年当時、哲学の最初の授業。

先生は、
「哲学とは、一言で言えばどうでもいいことを追求する学問です。
これから君達がその哲学に向いているかどうかのテストをします」
と言って、ペンを持った右手を前に出した。

「‘これはペンだ’という言葉には2つの意味があります。
一つはそのままの意味。
さてもうひとつの意味とはなんでしょう。
これが解けた人は哲学に向いています」

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# by kimjiyoung | 2006-07-18 18:04 | 雑記・エッセイ | Comments(0)

誤用

普段から言葉は正しく使うことを心がけている。
それが聞き手に対する礼儀だと思うからだ。

しかしこのホームページを見て愕然とした。

『-言葉の誤用-間違って使っていませんか?』

日本語は知っている方だと思っていたがとんでもないことで、
自分の使っている言葉も誤用だらけだということを知った。

こんな言葉が聞こえて来そうだ。

「通じればいいんじゃない?」
「そんなこと言ってたら何も話せないよ」

僕はこういった考え方が大嫌いだ。

例えば飲食店に行き、頼んだ品物に虫が入っていたとする。
店員がきちんと謝罪し、然るべき対応をすればそこまで気分を害すことはないだろう。
むしろその誠意に感心すらするかも知れない。
だが、「虫ぐらい入る時もありますよ」というような態度だったとしたらどうだろうか。

誤用が悪いのではない。
「正しく使おう」という姿勢こそが大事なのだ。
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# by kimjiyoung | 2006-07-15 22:28 | 雑記・エッセイ | Comments(0)