麻雀なかよし
2007年 06月 14日
じいちゃんとばあちゃんがやってたんですけど
当時は麻雀ブームで毎日満卓。
孫の僕は年に何回も旅行に連れて行ってもらってました。
お店の名前は「麻雀なかよし」。
理由は、お客さんが奥さんから電話がかかってきたときとかに、
『今、○○荘にいるよ』とかより、
『今、なかよしにいるよ』の方が印象がいいだろうってことらしい。
僕が寝る2階の部屋の真下がお店で、
牌の混ざる音を聞きながらいつも寝たものです。
でもじいちゃんとばあちゃんは
僕には麻雀をやらせたくなかったみたいで、
小さい頃は牌にも触らせてくれませんでした。
小4ぐらいだったかな。
父が二人麻雀のゲームソフトを買ってきたのをきっかけに
麻雀を覚えるようになりました。
高校で牌を握って、
大学で打ちまくって、
働き出してからフリーにも行くようになりました。
それでもお店では全然打たせてくれなかったな。
毎朝、牌を磨いてたじいちゃんが12年前に亡くなり、
一人でお店を続けてたばあちゃんも5年前に亡くなり、
そのお店も今は広いリビングになりました。
牌の混ざる音の代わりに家族の笑い声が響き、
煙草の煙の代わりに幸せが充満しています。
僕、麻雀が好きです。
天国のじいちゃんとばあちゃんに聞こえたら怒られちゃうかもな。