ありがたみあたりまえあまえ

どんな人間関係においても適度な距離感というものがあって
それを保つことは重要だ。

誰かと関係するということは大なり小なりのメリットがあるからであるが、
近づき過ぎるとその有り難みがいつの間にか当たり前に変わり、
それが結果的に甘えを生んでしまう。
そうなった時、良かったはずの関係が崩れていく。
最初は気付いていなかったわずらわしさを強く感じ始めるからだ。

「ありがたみ」が「あたりまえ」に、「あたりまえ」が「あまえ」に姿を変える瞬間がきっとあって、
そこに気付くことができれば、もっと有益な人間関係を保つことができるはず。

踏み込んで、ぶつかり合うことも時には必要。
でもそんなタイミングってそこまで多くはなくて、
大体は互いに甘えが生じるほど近づいてしまっているように思う。


毎日顔を合わせる同僚。
願っていた入社と、探していた人材の確保という互いの望みが叶った瞬間が出会いだったはず。

言うことを聞かない子供を叱る時、誕生の瞬間を思い出してみる。

ケンカの絶えない夫婦は恋人に戻ってみる。

惰性で続けているバンドだって、最初に音を出した瞬間を忘れてはいないだろう。


「感謝の気持ちを忘れてはいけない」というのは、
感謝の気持ちを持つことが大事だということ以上に、
感謝の気持ちは簡単に忘れてしまうものだということを表しているのである。


大事な人だからこそ一歩距離をとってみる。
こんなことが大事だったりするかもしれない。
物事は捉え方ひとつで大きく変えることができる。
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by kimjiyoung | 2014-10-14 19:44 | 雑記・エッセイ | Comments(0)