配られたビラは受け取るべき?

この前仕事で「芸能人がバイト収入だけで生活する」っていう番組を見たのね。
出演者のうちの1人がビラ配りをやるんだけど、結構な数の人が無視するわけ。
それで「これからビラ配りしてる人がいたら絶対に受け取ろうと思いました」って言うの。
共演者も皆、うんうんそうだよねーみたいな感じで。

まあそりゃそう思っちゃうかもしれないよ。
もらってくれたらうれしいし、バイトも早く終わるし。
でもそれってビラを配ってるバイト生側の都合でしかないわけよ。
もし「配られたビラはもらう」ってことが正解だとしたら、
まったく興味のないこと、例えば髪切る気ない時の美容院とか、
家を買うカネなんてない人にとっての分譲マンションとか、
視力が高い人にとってのコンタクトとかさ、
そんなのもらったってゴミ箱直行じゃん。

紙もインクも無駄になるし、雇用主がバイト生に払う人件費も無駄になるよね。
それでもみんながどんどんもらってくれれば気持ちよく働けた気になるってんなら考えが浅すぎる。
ビラ配りの目的は売り上げにつなげることであって、
バイト生がストレスなく早く配り終えることではないんだよ。

たくさんの人に無視されても、ビラがなかなか減らなくても
顧客となりえる人を探して根気よく配り切るか、
それでも割に合わないとかやりがいを感じられないなら、
賃金についての交渉をするか別のバイトを探すべき。
そうすれば雇用主も宣伝費や宣伝方法についてもっと考えるようになるしね。
だから消費者側に負担をなすりつけるのは間違ってるんだよ。

俺はどうしてるかというと、明らかに要らないビラはもらわない。
無視はさすがに失礼だから、軽く会釈をしたり不要だって旨を手で伝えるようにしてる。
ティッシュなら宣伝内容にかかわらず当然もらいます。

前にも別のエントリーに書いたけど、(→「好きなことを仕事にすべきか」)
現代の仕事っていうのはあくまで分業に過ぎなくて、需要がないならすべきじゃないわけ。
それをやれ好きなことを仕事にするとか、要らないビラでももらうべきだとか言ってたら、
いろんな所に無駄が生じて社会全体の生産性が落ちる。
そこんとこよく考えなきゃだめだよね。

インターネットが普及する前は情報の価値がもっと高かったから、
ビラ配りの意味は現代とはまったく違ったはず。
でも消費者側から情報を簡単に手に入れられる時代に、
わざわざ紙きれもらったって邪魔になるだけなのは当然でしょ(苦笑)。
クーポンですらデータで配布されてるのにさ。

ビラを受け取らない人は思いやりのない人、冷たい人だなんて考え方は
ナンセンスだと言い切れますね。
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Commented by まいまい at 2014-08-05 14:01 x
私は無視はしない。
『いらないです』と断る。
by kimjiyoung | 2014-08-05 13:20 | 雑記・エッセイ | Comments(1)