いつもトイレをきれいに使ってくださり、ありがとうございます

ちょっと前に見たテレビにね、
著書が何万部だか何十万部だか売れてるっていうコピーライターが出てて、
言ってたことなんだけどさ。

公衆トイレとかコンビニのトイレに行くと貼り紙がしてあるじゃん。

「いつもきれいに使ってくださり、ありがとうございます」

って。
これが、

「トイレはきれいに使いましょう」
「トイレを汚さないでください」

だとだめなんだって。


とりあえず次いきます。


夫婦の会話で、

妻「あなた、ゴミ出ししてきてくれない?」
夫「ゴミ出し?昨日も遅くまで残業だったのに、勘弁してよ」

だとだめで、

妻「あなた、今ゴミ出しと帰ってきてからお風呂掃除とどっちがいい?」
夫「じゃあ、ゴミ出しするよ」

というふうにYES or NOの2択じゃなくて、
YES or YESの2択にすればいいっていう。


もういっちょいきます。


町内の会合に出てほしい場合、

役員「鈴木さん、来週の会合なんだけど出られるかしら」
鈴木「来週ですか。来週はちょっと忙しくて…」

ではなく、

役員「鈴木さん、来週の会合なんだけど他の人はともかく鈴木さんにだけはぜひ出てほしいのよ」
鈴木「そうですか。それなら都合をつけて出るようにします」

というふうに、特別扱いしてあげると人は承諾しやすくなるっていう。


最初のトイレのやつはあれね、お願いと感謝を同時にするっていう手法。


てな感じで、人は感謝されたり特別扱いされるといいほうに行動するし、
YESを引き出したければ、それよりも厳しい条件の選択肢を挙げて選ばせればいい。
上記に関して異論はないし、すばらしい発見だなと思います。
ただひとつ、忘れちゃならないことがあるのではないでしょうか。
(こっからが本題)


簡単に言うとさ、それで行動が左右されちゃうって時点でバカだよね?
みんな感心してっかもしれないけど、バカにされてるんだよ?

だってね、ほんとはトイレに貼り紙なんて要らないわけ。
みんなで使うトイレを汚さずきれいに使うなんてのは当たり前のことじゃん?
それを「汚さないでください」と言われたら
「言い方がムカつくな。きれいに使ってやんない」で、
「きれいに使ってくださりありがとうございます」だと
「あ、感謝されてる!きれいに使わなきゃ!」って、これバカでしょ?(苦笑)

貼り紙がされてる時点で「そんなことをさせてしまって申し訳ない」って気持ちにならなきゃだめ。
当たり前のことができてないってことなんだから。

夫婦のゴミ出しもそうだよ。
そんなことを奥さんが旦那に頼んでるってのがそもそもおかしいんだから。
「ゴミ出ししてくれない?」って言われたら、「先に気付けなくてごめん」って気持ちにならないと。
拒むなんて言語道断。
奥さんのほうもさ、そんな2択は根本的な解決になってないし、
ゴミ出しひとつでブーブー言う旦那とこれからどう一緒に過ごしていくのかってことを
きちんと考えるべきだよ。

町内会のやつも説明要る?(笑)
ここまで読めば分かるよね。
特別扱いされなくても行かなきゃだめなの!
バーカ!


繰り返しますが、どれも非常に効果的な手法だというのは間違いないです。
ただやはり理想は、おのおのがきちんと考えて、
自分の役割以上の働きをすることにほかなりません。
そんな本が何十万部も売れてるということは、
自分で考え、自分の責任を果たせない人間がいかに多いかということを表しています。
僕は非常に嘆かわしいと思いますが、皆さんはどう思いますか?
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by kimjiyoung | 2014-05-01 09:37 | 雑記・エッセイ | Comments(0)