店内清掃に入りますので関係者以外の方はすみやかにご退場ください

終演後、フロアで演者と客が触れ合う。
グッズを買ったり、一緒に写真を撮ったり、
サインをもらったり、バックステージパスをねだったり。
演者にとっても客にとっても大切な時間だ。

そこに鳴り響く場内アナウンス。

「店内清掃に入りますので関係者以外の方はすみやかにご退場ください」

その声に反応する者は皆無。
全員が聞こえていないふりをするのだ。

百歩譲って客がそうなるのは分からんでもない。
好きなバンドマンともっと話したいだろうし。
そのバンドマンに直接帰れと言われたならまだしも、
ハコ側の言い分など知ったことではないのだろう。
だからといって演者が素知らぬ顔で談笑を続けるのはどうしたものかなといつも思うのだ。

せっかく来てくれたお客さんに、はけろと言うのは当然気が引ける。
でもどこかで区切りをつけないとスタッフも帰れないし、
打ち上げなどがある場合、その後のスケジュールも当然ディレイする。
深夜イベントが入っている日などはなおさらだ。

ハコ側だって仕方なくアナウンスしてるんだからさ、
演者もそれに合わせてお客さんを帰らせようよ。
何だったらアナウンスをさせる前に自然と退場をうながすぐらいしてもいいかもしれない。

それを客に嫌われたくないからと構わず歓談にふけって、
ライブハウスのスタッフさんにしかめっ面で何度もアナウンスをさせるのはおかしい。
しかもそこでは完全に客にいい顔して、
客がはけてから精算の時には必要以上にペコペコするんでしょ?
それって一貫性なくないか?


ライブハウス側ももっと演者に厳しくしていいと思うんですよ。
終演後の客出しもそうだし、入り口にたまる行為、酒の持ち込みに関しても、
「お前らが手本にならないでどうするんだ」と。
現状は店内清掃が始まってるのに客出ししないバンドもお咎め無し、
入り口にたまるのもお客さんのほうが注意されてる気がするし、
酒の持ち込みも楽屋ではOKとされてることもあって
演者には若干甘くなってる気がするんだよね。

以前、埼玉の某ライブハウスに行った時に、
あるお客さんが、

「このハコ、酒の持ち込みにすげえ厳しいんですよねー」

と言ってきた。
いや、当たり前だろと。
ダメに決まってんだろと言ったんだけど、
多分その客は、酒の持ち込みに関してバンドマンは客と同じ立場で、
できればバレないように持ち込みしようとしてるものなんだっていう認識があるんだろう。

それはその客にそう思わせてしまったバンドマンに責任があるよね。
俺は「演者の俺に何を言っちゃってんの?」と思ったけど、
多くのバンドマンは「そうだよねー。大目に見てくれもいいのにねー」と
返してくれると思ってるってことだから。


要するにゲストとホストで分けるとしたら、演者はホスト側なわけじゃん?
だったらハコのスタッフさんに嫌われ役を押し付けて、
自分らは客から嫌われないように立ち振る舞うのは中途半端なんじゃないかな。
それで客が、

「私はまだ○○さんと話したかったのに追い出された。××のスタッフ感じ悪い」

とかなってたらおかしいから。
その○○さんは、あんたが帰ったあと、
××のスタッフさんにライブのダメ出しされて凹んでんだからね?(苦笑)

俺もたまに少しふざけた感じで、
「はい、お客さんは早く帰ってくださーい。出口あちらですよー」とかやったことあるけど、
数人のお客さんに「何この人」みたいな目で見られたもん。
やっぱりそんなことしたって嫌われ損みたいなところがあると思うんだよね。
ハコ側も演者のことを考えて損な役回りを買って出てくれてるのかもしれないけど、
本当はスムーズな営業のために、もっと演者に協力させてもいいんじゃないかな。
それぐらいの強制力は持っていいはず。


とりあえず、終演後に店内清掃を始めるってアナウンスが入ったら、
演者は一斉に(←ここ重要)客出ししましょう。
客を大事にするのは当然です。
ただあくまで出演者はホスト側だという意識を忘れないようにすべきですね。
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Commented by リドルたかひろ at 2014-01-08 05:14 x
俺も昔からこれが本当嫌なんでお客さんとの距離感大事にしてます。怖がられてるかもですが
Commented by kimjiyoung at 2014-01-08 08:48
お客さんとしてはバンドマンに味方してほしいとこかもしれないけど、それとこれとは別というかね。
いずれにしても演者が都合よく立ち回るのはなんだかなと。
by kimjiyoung | 2014-01-08 00:22 | バンド・音楽 | Comments(2)