夢やぶれても

今日、字幕のチェックをした韓国のトーク番組。

レギュラーMCが4人とゲスト4人で、幼い頃の夢をそれぞれ語る。
考古学者だとか、スポーツ選手だとか、看護師だとか。
でも幼い頃の夢なんて誰も叶えてなくて、
歌手や俳優を志すのはかなり遅かったり、ひょんなきっかけでやることになったりだった。

そしてMCの一人がこんなことを言った。

「皆さんの夢が叶わなくてよかった。
だって夢が叶っていたら、今日こうして一緒に仕事をすることもなかったのだから」



もちろん、テレビに出られるぐらいになったから思えることだとも言えるけど、
ただ「叶わない夢はない」、「絶対に諦めない」とだけ考えればいいってものではないっていうのは
はっきりしてるよね。
つまり大事なのは「最善の選択をし続けてきたか」ってことなのだ。

じゃあどうして幼い頃の夢を叶えるとか、ネバーギブアップみたいなのが美化されるかというと、
やめることが最善じゃない状況でやめちゃう奴が多いからなんだよね。
でもそこを単純化してしまうのは間違い。

だって格闘技の試合でさ、完全に関節決められてるのにタップしなかったらどうなる?
体をぶっ壊されて、選手生命を絶たれるかもしれない。
最悪死ぬかもしれないわけだ。
一旦負けを認めるのは、リベンジのチャンスを自分に与えることでもある。


日曜日、立川でのライブを終えた帰りにこんなツイートをした。

バンドを続けてるといいことがある。
でもただ続けてりゃあいいってもんでもない。
その辺は生活のスタイルとか価値観が関わってくるからアレだなんだけど、
やめたらそこまでってことははっきりしてる。
スポーツ選手の誰かも言ってたけど、現役であることにこだわりたいし、
そこには誇りを持ちたいよね。


この中の、
「でもただ続けてりゃあいいってもんでもない。
その辺は生活のスタイルとか価値観が関わってくるからアレだなんだけど」
の部分は、状況や自分の価値観(何をもって幸せとするか)に応じた最善の選択をし続けてこれたなら、
そしてその選択が「バンドを続ける」だったならってことなんだろう。

俺は中学を卒業したら高校には進学せず、10代でメジャーデビューをするつもりだった。
大学にも進学せず、イギリスに渡るつもりだった。
韓国では華々しくデビューして、凱旋帰国するつもりだった。

自ら決断したこともあるし、状況が許さなかったこともあるけど、
思い描いていた未来と現状はまったく違うものになった。
ただひとつだけ同じなのは今もステージの上でドラムを叩いてるってこと。
大好きな仲間と一緒に大きな音を出し続けてるってことだけは変わってない。

俺にとっては「バンドを続ける」っていう選択肢が常に最善だった。
そしてこれからも最善の選択をし続けていくつもりだ。
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Commented by ジョンホ at 2013-08-28 04:52 x
激しく共感しました。
いつも楽しみにブログ見てます!
今度是非対バンしてください!!
Commented by kimjiyoung at 2013-08-28 09:15
ありがとう。
対バンできっかな(笑)。
by kimjiyoung | 2013-08-27 21:17 | 雑記・エッセイ | Comments(2)

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